優れた発明に尽力した技術者を顕彰する四国地方発明表彰式が行われ、愛媛県松山市の機械メーカー「アテックス」が文部科学大臣賞を受賞しました。四国地方発明表彰は科学技術の向上と地域産業の振興を目的に1921年から実施されています。

松山市内で行われた表彰式には四国各県から受賞した15の企業・団体が出席しました。

このうち、最高位にあたる文部科学大臣賞に「草刈作業機のエンジン傾斜制御」を開発した松山市の機械メーカー、アテックスが選ばれました。

アテックスが開発した草刈り機「神刈」に搭載されたエンジンは、傾斜地でも車体に対しほぼ水平を維持することができる日本初の技術で特許を取得しています。

(アテックス 重見和男 取締役研究開発部長)
「弊社にとって初めての賞なので、非常に誇らしく思う。お客さんに喜んでいただける商品を開発するのが技術者としての喜びなので引き続き頑張っていきたい」

このほか、県内関係では日本キャリア工業、三浦工業、井関農機と砥部町少年少女発明クラブが受賞しています。