取材した女性の周りでも、最近梅毒に感染したという人が多かったといいます。
梅毒に感染した20代女性:
「自分の勤めてたお店は、毎月3人は出ていましたね。基本的に、罹るとみんな一気にいなくなるというか。治療していましたみたいな日記をSNSであげている方とかもいるんで、周りでも最近になってやっぱり多いなっていうのは感じています」

また女性自身もパートナーにうつした可能性があったと話します。
梅毒に感染した20代女性:
「彼氏が突如、あそこが痛いみたいなことを言い出して、病院に行ってもらったら梅毒の履歴が残っていたみたいなことを言ってて、自分がもしかしたら移しちゃった可能性の方が高いかもしれない」
「梅毒は過去の病気だと…」

富山県内のクリニックでもこれまではなかった梅毒の診察が増えたといいます。女性クリニックWe!Toyamaの産婦人科医、鮫島梓さんに話を伺いました。
女性クリニックWe!Toyama鮫島梓医師:
「一番の地方に広まったきっかけ、私自身はコロナによって風俗産業を都会でやっていた人たちが都会で営業ができないので、地方に移っていったというのも広まった要因かなと思っています。ちょっと前までは梅毒は過去の病気というのが日本での考え方で、私達も見る機会がなかったので、梅毒の患者さんが来ても、それが梅毒だっていうふうに疑わなかったんです。見過ごされてっていうので、感染してからしばらく経過してしまってその間に感染も広まってしまって」