「子育て支援金」財源確保に「保険料」引き上げは筋違い?
井上貴博キャスター:
「金額が高い低い」の議論の前に、医療保険の保険料というのは“医療費リスクを回避するため”に納めているもので、根本的に違うと感じます。また、そこに手をつけるのであれば、例えば高齢者の窓口負担、医療費を引き上げるなど、本腰を入れるべきで、「小手先で取れるところから」というのをすごく感じます。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
そもそも、負担額というのは、全体の国民負担が約6500億円あり、それを1億2000万で単純に割った数字です。なので、「赤ちゃんからお年寄りまでの国民全体で割ったら500円でした」という相当いい加減というか、ざっくりした数字です。なので、人によって違いが出てくるのは当たり前で、今になって問題になっている、ということ。
また、井上キャスターが言われたように「保険料というのは医者にかかったときのためのお金」なので、それを「子育て支援金」として振り分ける、というのはどう見ても筋が違う気がします。やはり、ある程度負担が必要であれば、“富裕層増税”をするなど、税により確保することが本来は必要だと思います。