新潟県関係の情報は3件 “関係者”を直撃すると…
当時公開された日本関係の約400件のうち、新潟県関係として3件の個人名や住所も掲載されていました。
英文のサイトを検索します。
まず「新潟」を「NIIGATA」と検索してもヒットしません。そこで「I」を一つ抜いて「NIGATA」と検索すると、3件の個人名と住所などの情報が現れました。
そのうち、住所が実在した2件の取材に向かいました。

1件目には、「個人名」と「新潟市西区浦山2丁目〇-〇」という住所が記されていました。この住所に行ってみると…その場所には、マンションが建っていました。
リストに掲載された苗字と同じ部屋を訪ねると、この時は不在でしたが、その後、連絡が取れました。住んでいたのは、医師の男性でした。
男性は「租税回避」などの行為を全面的に否定したうえで、パナマ文書に掲載されたことについて「私の名前とともに台湾の医療機器メーカーの社名が掲載されている。その台湾のメーカーには20年以上前に見学に行った事がある」と語りました。
新潟県関係の2件目は「上越市頸城区〇〇〇」という住所にあるとされる「とある企業」です。
その住所にも行ってみましたが、それらしい建物は存在しませんでした。
住所と共に記載されていて「企業名」を調べると、“出会い系サイト”を運営する企業名と一致しました。
さらに問い合わせ先の電話番号を調べたところ、なんと、電話の先はルーマニアだということがわかりました。その番号に電話したところ、「こういう形で名前がでたということは、逆にこちらとしてもよくわからない状態です」と答えました。