台湾東部を震源とする地震の発生から3日目。今回の地震では、避難所の設置の早さが注目されています。

発災4時間で避難所設置 冷房完備・温水シャワーも

南波雅俊キャスター:
台湾東部を震源とした地震で、台湾・花蓮県では発災から4時間で避難所が設置されました。冷暖房完備が行き届いた体育館の中には個室スペースが36 、屋内で過ごせない人のための屋外用テントは20 、さらに温水シャワー10個 、トイレ16個(屋内:男女×3 屋外:仮設10)となっているそうです。

台湾に詳しい、防衛省防衛研究所の飯田将史さんは「台湾有事に備えて、市民も頻繁に防空訓練をしている。避難場所や備蓄などすぐに動ける体制が出来ていたので今回の地震でも生かせたのでは」と分析をしています。

東京大学 斎藤幸平 准教授:
日本は有事、有事と言いながら、Jアラートくらいで、私はどのように避難をしたらいいのか、わからない。戦闘機を買うのであれば、テントを買ってほしいですね。見習うべきところは沢山あるのではないでしょうか。

南波キャスター:
能登半島地震では発災からある程度、時間が経過してから1.5次避難所にテントが設置されたそうです。テントは金沢市のもので、物はあるわけですから、あとは対応のスピード感ですよね。

東京大学 斎藤幸平 准教授:
台湾では、普段からの訓練がとても役に立ちました。この動きの速さは参考になるかもしれません。