「佐藤さん」は夫婦同姓や別姓について考えるきっかけになる?

では、どうしてそもそもこのシミュレーションをしたのか?

日本は、世界で唯一“夫婦同姓が原則”の国です。そして、女性が姓を変える割合が95%と高い。「選択的夫婦別姓」など、名字について、男性・女性の皆さんが考えるきっかけになってほしいという思いがあったとのことでした。

井上貴博キャスター:
本当にこういうのは変わるといいなと思います。500年後、法律がどうなっているかなんて誰もわからないし、そのときの結婚観なんて…。

ホラン千秋キャスター:
人口もわからないですし。

井上キャスター:
そもそも結婚という制度があるのか。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
こういうシミュレーションは、ある一定部分を切り取ってから試算するので、本当にこうなるかはわかりません。ただ、やっぱり夫婦別姓が世界で唯一で、別姓ができないというのは、これから変えていくべきだなと思いますよね。

ホランキャスター:
女性からすると、もちろん変えるのが当たり前みたいな風潮にはなっていますが、自分も自分の名前にアイデンティティーがあるし、それをやすやすと捨てていると思わないでくださいね…みたいなふうに、結婚もしない私が思っております。

井上キャスター:
このデータをそういう議論に利用しているというふうな結びつけ方も嫌だし。これはこれ、こういうデータがあるかもしれない。でもやっぱり、そろそろ制度も変えたら?って。

松田さん:
最近、仕事を頑張ってやっていらっしゃる女性で、結婚前の名前でずっとやられる方も多いですもんね。すごくいいなと思いますけどね。