日本で一番多い名字は「佐藤さん」ですが、将来500年後には皆「佐藤」さんになってしまうかもしれないという試算が発表されました。一体なぜ、このようなシミュレーションをしたのか、“佐藤さんだらけ”になったらどうなるのか、調べました。

日本に13万種類ある名字で「佐藤」は約183万人、国民の約1.5%

良原安美キャスター:
エイプリルフールの4月1日、ウソのような本当のニュースが飛び込んできました。東北大学が行ったシミュレーションをみていきましょう。

2023年時点で、「佐藤さん」は日本国民の約1.5%を占めています。結婚・出産などで毎年0.83%ずつ増えていく試算で単純計算したところ、約400年後(2446年)には50%が、そして約500年後(2531年)には100%全員が佐藤さんになるという試算です。

ちょっとびっくりなニュースですけれども、どうしてこのシミュレーションを行ったのか?そして、“佐藤さんだらけ”の日本になったらどんなことが起こるのか?

日本の名字は13万種類あり、これは世界的にみても、かなり多い種類だということがいえます。

●1位:佐藤(約183万人)
●2位:鈴木(約177万人)
●3位:高橋(約138万人)
●4位:田中(約131万人)
●5位:伊藤(約105万人)

佐藤さんが一番多いということで、今、約70人に1人が佐藤さんなのですが、東日本を中心に、特に東北に多いそうです。

私は日本で一番多い名字は鈴木さんだと思っていましたが、西日本だと、鈴木さんのほうが佐藤さんよりも多いそうです。地方によっても差があるということなんですね。