里帆さんは今後、法廷で父親、そして自身の過去と向き合うことになります。里帆さんは、そのことに対する“おそれ”も隠しません。

福山里帆さん:
「被害のことがもちろん一番PTSD(心的外傷後ストレス障害)としてフラッシュバックするという懸念なんですけど、あと家族っていう、自分の父親っていうことで、複雑な感情が出てきて、思っていたことが、答えられなくなってしまうのではないかと」
それでも自身が証言台に立つ可能性もあるとして、その際は父親の顔が見えないようついたてを入れてもらいたいとしています。
福山里帆さん:
「加害者の顔が見える状態だと、どうしても発言するのが、心理的に難しくなってしまったりですとか、やっぱり重要なこととしては、どういう被害があったのかと、聞かれたことに自分のメンタルを保って答えることだと思うので、その間を取ってというか」
被告となった父親に問いたいことはー。

福山里帆さん:
「やっぱりなんで私だったのっていうところは聞きたい。自分なりには考えてみた中でどうしても答えが出なかったのが一番そこなので」
実の父親が実刑判決を受ける可能性があることについて聞くと。
福山里帆さん:
「今は正直あんまり、同情的な気持ちはもうなくなってきてるっていうのが正直な気持ちです。おととし(2022年)の5月とかまでは、父を罪に問う以外の形で、心から反省してくれていれば、私は納得すると本当にそのつもりでやっていたので。ただ、ここまでしても黙秘してるとか、あとは一連の父の姿を見ると、同情が実際あまりなくなってきてるなっていうのが正直なところ。怒りとかは、もちろんなくはないんですけど、とはいえ、ちょっと呆れてるっていうのは最近は出てきたなと」