里帆さんは、検察から父親が起訴された報告を受けたあと、チューリップテレビのインタビューに応じました。ひとつの区切りを受けて、当時の自分自身にこんな言葉をかけてあげたいといいます。

福山里帆さん:
「やっと認められたねというか、ここまで来たねって、意味があったよというふうに声をかけてあげたいなと思います」

苦しみを世間に公表し、社会の関心を集めている今の状況について、あのときの自分は何と答えるかー。24歳になった里帆さんは、こう考えています。

福山里帆さん:
「もちろん怒るとは思いますよ。っていうのも、当然そのときの自分は未来がわかってなくて、ただ、第三者というか、(被害を公表することが)誰かの役に立つなら、少し納得できるのは昔からあったところだったので…。少しは怒りだけじゃない感情も出てきて、ぶっきらぼうであるけど、『わかった』というんじゃないかな」