当時10代の娘に性的暴行を加えたとして、52歳の父親が準強姦の罪で起訴された事件。実父からの被害を告訴した福山里帆さん(24)は、検察から起訴の連絡を受けたあと取材に応じ、父親に「なんで私だったのか」と法廷で問い、性被害に苦しんでいる人たちの“道しるべ”となるような裁判にしたいと語りました。

準強姦の罪で起訴されたのは富山県黒部市の会社役員、大門広治被告(52)です。
大門被告は2016年、当時高校2年生だった実の娘の里帆さんに対して、抵抗できない状態だと知りながら性的暴行を加えたとされています。

里帆さんは2023年3月に、中学2年生の夏ごろから母親が外出中の自宅で少なくとも8回、被害にあったとして警察に告訴状を提出。警察が捜査を進め、2024年3月6日に逮捕に至りました。警察の逮捕直後の取り調べに対して大門被告は黙秘していたということです。