世界的に増え続ける近視 人口の約半分まで膨らむ試算も

今、近視は世界的に増え続けている。

オーストラリア・ブライアン・ホールデン・ビジョン研究所の試算では、2050年には近視が世界人口の約半分にまで膨らむとされた。

強度近視には、その内の10人に1人が陥るとされ、WHOも公衆衛生上の深刻な懸念として挙げている。

日本でも、いま近視の子どもたちが増えている。

東京・北区の柳田小学校を訪ねた。6年1組では25人のうち、4割に当たる10人がメガネを着用していた。

文科省によると、裸眼視力が1.0未満の子どもは6歳で23.2%。17歳では72%を超える。そのほとんどが近視だ。統計が始まった1979年以来、最も高い割合で、小学生に至っては倍増している。

膳場貴子キャスター
「自分ではどうして目が悪くなったと思っていますか?」

6年生
「寝る前とかに暗い所でスマホとか見て、それで目が悪くなったんじゃないかな」
「ずっとゲームをしてたりとか、長時間テレビを見てたりとかしたからと思います」

スマホや携帯ゲームの普及で子どもたちを取り巻く生活環境は、ここ十数年で激変している。

一方で、スマホを持たず、ゲームもしないという子どもまで近視になっているケースもある。