■名蓋川の決壊メカニズムは?

奥山茂美行政地区長:
「戸数が減っていく、ここには住んでいられないと。住民の声を代弁しても人災、なんでこんなにも何回もやらなければいけないのか」

奥山茂美行政区長


専門家は、川に土砂や樹木などが堆積し水の流れを塞いだため越水し、決壊したと見ています。

東北大学 橋本雅和助教:
「川の中に木が生えていると、そこだけ水位が上がり溢れて切れる。渋井川や丸森の対応があって名蓋は後回し。その陰に隠れた形」

奥山茂美行政地区長:
「川のメンテナンスをやっておけば今回の災害はなかった」
被災者:
「予算が無いなら無いなりに浚渫(しゅんせつ)だけでもやっておけば」

一方、今回の記録的豪雨で氾濫が懸念されながら免れた川があります。