「予測と実際の被害が合致するのか」

このシステムがカバーできる範囲は、去年末までに、鹿児島県から北海道までの太平洋沿岸、日本海側は、新潟県まで広がっていた。しかし…

先月、越村教授の姿は、能登半島にあった。

元日の地震では、システムが能登に対応しておらず、 シミュレーションができなかった。そこで急遽、能登にも範囲を拡大し、 当時の地震のデータをシステムに読み込ませた。そして、予測と実際の被害が合致するのか、調べることにしたのだ。

白丸地区のシミュレーション(越村教授のシステム) 作成:東北大学災害科学国際研究所アドリアノ・ブルーノ准教授

津波で、漂着物が住宅の近くまで押し寄せていた。シミュレーションでは、このエリアの浸水の深さは黄色で示された最大2.5メートル~3メートル。

海面から漂着物までの高さを測ると…。

「今何メートル?」
「3メートルいかないくらい」

越村教授
「シミュレーションの結果が、整合しているなというのがある程度確認できた」