大井さんたちの活動には小諸市の企業も関わっています。

一般廃棄物の収集・運搬を行う浅麓工業企業組合(せんろくこうぎょうきぎょうくみあい)は、ごみ収集からあるアイデアを思いつき、2023年9月に商品化しました。


小林さん:
「伐採した竹炭、それに酸化鉄を加えた自然由来なインクを作りました」

原料には、上田市で伐採された竹や、農家が廃棄に回した麻の茎を使っています。

竹炭を専用の機械で粉末加工し、インク製造会社に委託して染料として商品化しました。


組合では、自然由来のインクを使った古着のリメイクを提案していて、伐採された竹にも古着にも、新たな命が吹き込まれます。

小林さん:
「環境への意識を皆さんが高めていただけるよう、地域の方に啓発できれば、私たちのやる気にもさらにつながるのかなと思います」

活用が見直されている、資源としての「竹」。

アイデアと工夫で、その可能性が広がっています。