増村さん:
「富士見町に移住しまして、竹林整備に参加しているときに、こんなに竹がたくさんあるのを何とか出口を作れないかっていう話はずっとしたんですね」
「一緒に会社を立ち上げようという経緯になったというところがあります」
大井さんと増村さんは合同会社を立ち上げ、竹製品の開発に乗り出し、2023年10月、ある商品を誕生させました。
増村さん:
「今の暮らしの中でも使える形で、たくさん使ってあげるのがいいかなと思って」
「竹ペレット猫トイレという商品なんですが」
増村さんたちが注目したのは、猫です。
まず、伐採された竹をパウダー状にして数週間、乾燥させます。
これを加熱し圧縮。

粒状に成形すると100%竹でできた「猫砂」が完成。
これを使った「猫のトイレ」を作りました。
一般的に猫砂は、鉱物や木、紙などから作られていますが、この商品には竹ならではの良さがあると言います。

大井さん:
「竹の消臭効果がすごくて非常に家の中が臭くなくなって、逆に竹の良い匂いがするっていう反応が(多いんですね)」
100%竹からできているため、使用した猫砂は、土に還すことができるそうです。
大井さん:
「実際自分では竹を切れない。みんなが切れる環境にいるわけじゃない。だけど、これを使ってくれることによって、放置竹林の1つの活動に参加していただいていると思っていただきたいなと思っています」