“キックバック継続方針”に高木氏・塩谷氏が言及するか
日比麻音子キャスター:
(衆議院・政倫審)2日目は午前が行われたということですが、西村氏としては「事務総長を離れることになっていたので、一切わからない」という説明でしたね。

TBS報道局 政治部 後藤俊広部長:
プロセスで、どういう議論があったのかということを西村氏は、かなり時系列にのっとって、さらに誰がその会合に参加したかということも詳細に話していました。結論的には、「自分は経産大臣になったから、最終的な決定に自分は預かっていないんだ」という部分を強調したかったのではないかと思います。
そしてポイントになるのが、なぜ安倍元総理が「還付(キックバック)をやめよう」と言ったのかですよね。安倍さんやそこにいた他の幹部が「何らかの問題がある」、あるいは「ひょっとしたら違法性という問題があるのではないか」と感じていたのかもしれない。そういうことが言えると思います。
この後、高木さんだけではなく、塩谷さんも政倫審に出席する予定ですが、(会合での)やり取りはどうなったのか、高木さんにはもちろんどういう結論になったのか、なぜ(キックバックを)やめることをやめたのか。
塩谷さんは両方(の会合)に出てますよね。かつ、その後に座長として派閥を代表する立場になっているので、2人の政倫審での証言・答弁が非常に注目されると思います。
日比キャスター:
2022年4月時点で、なぜ(安倍元総理から)「やめませんか」という話があったのか、そのきっかけに関しても、まだわからないことが多くありますよね。
TBS報道局 政治部 後藤俊広部長:
そこは西村氏の証言・答弁でも、なぜかについては、ほとんど言及されていません。やはりそこは注目されるのではないかと思います。