「何も罰則がないような政倫審の限界が見えてきている」

日比キャスター:
斎藤さんは、ここまでご覧になってどうですか。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
少し見ていても「資料がない」、「秘書がやった」、「自分は知らなかった」など、結局こうやって、ウソをついてたり、説明を逃れたりしても、何も罰則がないような政倫審の限界がやっぱり見えてきていると思います。

国民が知りたいのは、誰が裏金を始めたのか、そして誰が中止を撤回してしまったのか、さらに結局その裏金は何に使われたのかという問題を明らかにしてほしいのに、全然明らかになっていない。

その裏では、(2024年度の)予算の強行採決をしようとしている。裏金問題を抱えて、カネの問題を抱えてる人たちが無理やり予算を通そうとしてるという構図も、かなり問題があるのではないかと思います。

TBS報道局 政治部 後藤俊広部長:
(1日午後4時50分現在)政倫審が再開される見通しなんですが、ここは私たちも注視して、(会合などで)実際に何が話されたのか、どう決められたのか、見ていきたいと思います。

日比キャスター:
一言一言に、私たちは説明を求めています。