国会では、きょうも派閥の裏金事件を受けた衆議院・政治倫理審査会が開かれています。安倍派の西村前経済産業大臣はおととし、派閥としてキックバックをやめる方針を一度決定していたと明らかにしました。

政倫審で西村氏・松野氏が語ったこと

加藤シルビアキャスター:
2日目となった衆議院・政治倫理審査会。「完全公開」ということですけれども、3月1日(衆議院・政倫審2日目)の予定について見ていきます。

1日午前中に、安倍派の▼西村康稔・前経済産業大臣、▼松野博一・前官房長官がそれぞれ約80分ずつ出席しました。

そして午後は、▼塩谷立・座長が午後1時から、▼高木毅・前国会対策委員長が午後2時半から出席する予定でしたが、衆議院の予算委員長に対する解任決議案が提出され、その採決が優先されているということで、1日午後4時50分現在、午後の2人は始まっていません。

では、午前中の2人は、一体何を語ったんでしょうか。裏金事件の真相について、従来通りの発言を繰り返しました。

西村康稔・前経済産業大臣(100万円の不記載)ですが、「いつから還付(キックバック)があったか不明」と話しました。

さらに、松野博一・前官房長官(1051万円の不記載)は、「会計処理には関与していなかった」という旨の発言をしたということです。