「説明責任を果たす」その言葉も空虚に
小川彩佳キャスター:
「派閥の対応に合わせる」とか、「なぜ1人なんだ」とか、どこを向いて誰に向いて議論してるんだというふうに思ってしまいます。

データサイエンティスト 宮田裕章さん:
おっしゃる通りで国民を見るべきなんですよね。それなのに、派閥を解散したはずなのに、ここで理由に出てくる、ということは、"まだ派閥メンバーの忖度で動いている"ということですよね。
やはり、(政治)研究グループなどはあってもいいですが、これからは共に学ぶとしても、国民の方を見て是々非々で議論する。そういう仕組みを作っていかなくてはいけないのに、ここで派閥の論理が出てくること自体、まだ何も変わってないのではないか、という疑念を国民に抱かれてしまいますね。

産婦人科医 宋美玄さん:
今回の裏金問題は全然国民の方を向いていなかったんだな、と思わされることが多いです。いま確定申告をやってますけど、すごい煩雑なんです。「政治家がこんなだからボイコットしたい」みたいな声とかもあって。
インボイス制度が本当に煩雑なのに、税収も大して増えなくて、あれはやはり自分たちはやらなくていいからあんな制度を作ったとしか思えないぐらい煩雑で。煩雑すぎて会計事務所から顧問料上げられたぐらいなんですけど。こんなずさんな感じでいいんだったら私もそんな感じが良かったと思って。「当事者意識がない人が制度を決めてたんだな」と思うとすごい悲しいです。
小川キャスター:
岸田総理の説明責任を果たすという言葉もどんどん空虚に響きますね。