西村氏“政倫審”出席拒否は「安倍派の重力」?

一方、出席者をめぐっては、安倍派の事務総長だった西村氏と、二階派の事務総長だった武田氏が、28日公開での審査に応じる意向を野党側に伝えていました。しかし…。

立憲民主党 笠浩史 国対委員長代理
西村議員が明日やらなくなったということで、それに武田良太議員が 『なぜ1人なんだ』と断ってきたと。こんなことで二転三転する、しかもギリギリじゃないですか。信じられないですよね」

一転出席をとりやめた西村氏。21日、政倫審出席についてこう述べていました。

西村康稔 前経済産業大臣
「私の知りうること、知ってること、全て正直にお話をしたい」

関係者によりますと、西村氏は27日夕方になって「安倍派として対応を合わせるため自分だけ公開で応じることはできない」と難色を示したということです。

自民党中堅議員
「(西村氏は)安倍派の重力にやられた」
自民党関係者
グダグダの極み。塩谷・高木が絶対に公開したくないそうだ」

西村氏に続き、二階派の武田氏も28日の出席を拒否。結果として28日の政倫審の開催は見送りとなりました。見送りについて自民党側は…

自民党衆院政倫審 丹羽秀樹 筆頭幹事
「交渉の最中に交渉の条件を変えられると、交渉がまた一に戻ってしまうので非常に困ってしまうので、我々はそれぞれ申し出のあった議員の方々に対しても、非常に申し訳なく思う気持ちもあります」

野党議員
「条件変えたのお前らやんけ。よう言うわ、そんなこと」

事態の打開に、岸田総理は動くのでしょうか。

岸田総理
「引き続き、それぞれの議員が置かれた立場を省みて丁寧に説明するよう、党として促してまいります」