“裏金事件”全容解明の本気度は?

日比キャスター:
非公開を希望する時点で「やはり何かあるんじゃないか」と疑ってしまいますよね。

2月15日公表された自民党・聴き取り調査報告書は「85人(うち現職衆院議員51人)が“裏金”などの存在を認めている」という内容でした。

しかし、“裏金”等の主な使用用途は「だれが何に使ったのか不明」。安倍派“裏金”等の経緯は「いつ、どのように始まったか判然としない」ということです。また、「遅くとも十数年前から行われていた可能性が高い。場合によっては20年以上前から行われていたことも」などと曖昧な言い方で、はっきりとしない点があります。

星さんは「裏金を何に使ったのか、いつ始まったのかがポイントだが、幹部はあいまいな答えに終始するのではないか。いずれ証人喚問で真相を明らかにすべきという声が高まるのでは」と指摘しています。

ホランキャスター:
遡るほど、今とは比べ物にならないような規模の人が関係しているということもあり得ます。しかし、ズルズルとここまで見過ごされてきてしまったことを、しっかりとどう立て直すか、というところが求められています。

斎藤幸平さん:
野党が「政権交代でこのままいくと大変なことになるぞ」というくらいの圧力をかけられればいいのですが、現状はそうなっていないのが、今の日本の政治の難しいところです。