指定で“いいことづくめ”かと思いきや…

全国7位の生産量を誇る長崎県のブロッコリー。中でも生産が盛んな雲仙市では “指定”され、『いいことづくめ』かと思いきや、生産者からは『複雑な思い』も聞かれます。

農家 池田功さん:
「2026年から半世紀ぶりにブロッコリーが指定野菜になるということで、農家以外の方からもよかったねという声を聞きますが、その反面、ブロッコリー(の生産量)が増えすぎて “価格が低迷”するのが心配です。
その分、日本国民の食卓に欠かせない野菜になるということで“消費量が増える”ことを期待しています」

鉄分やカリウム、タンパク質などが多く含まれ、野菜の中でもトップクラスの栄養と言われるブロッコリー。

池田さんは土にこだわることで出来のよいブロッコリーが栽培できるといいます。
農家 池田功さん:
「土かな。毎回土の土壌診断、人間で言ったら健康診断をすることで健康な土を作ることによって根の張りがよくて肥料の吸収が上がったり、色が濃い、締まったブロッコリーができる」