とある“大学”の1期生の卒業式が先日、新潟県阿賀町で行われました。
そこで学んだのは米作りと酒造り…その名も『麒麟山米づくり大学』です。

「大学で日本酒造りを通した地域交流活動について調べてて。酒造側の目線に立って、そうした取り組みをどう行っているか、自分自身もそういう活動に参加してみたいなと思って」

新潟県内外から阿賀町の麒麟山酒造にやってきたのは20~30代の受講生たち。
ここで開かれる『米づくり大学』は、米づくりから酒造りまでを1年を通して学ぶプログラムで、1期生の11人は去年4月から田植えや稲刈りなどを体験し、オンラインでの講座にも参加してきました。

「こうしてかたまりをほぐしてあげる…」
「こうじが、栗の香りがして…もう、中に入っちゃいたい!」
「さっき蔵人さんは軽々とやっていたじゃないですか。でも全然違くて力がいる」

地域の食文化に興味があったり、醸造の知識を深めたかったり…と、入学した理由はさまざまですが、“日本酒好き”という点では皆共通しています。