『麒麟山米づくり大学』では、近い将来の“担い手不足”の懸念を解消すべく、後継者を育成し、さらには米作りを支える応援団も増やすねらいをもっています。

【米作り大学 齋藤俊太郎学長 (麒麟山酒造七代目社長)】
「農家だけやってくださいというのは農家の生活を考えると難しくて。この地域に住んで、根を張って住む。だったら、自分が住みたいまち、好きになれる町にしていかないといけないと思うので、こういう関わりをいろいろな人が持ってもらう」

実際に受講生たちは、“大学”で米作りや酒造りを学ぶだけではなく、交流会などを通して「地域との関係性」も深めてきました。

【東京からの受講生】
「阿賀町、メチャいい町。のどかでかつ伝統があるのでそれを感じさせる空気感があって自分は好きな町」

こうしてこだわりの醸造工程を教わり、味を追求する蔵人の思いも共有し、無事に卒業の日を迎えた受講生たちには『麒麟山アンバサダー』の称号が送られました。