創業180年の歴史をもつ『麒麟山酒造』は、新潟を代表する“淡麗辛口”の味を守り続けてきました。

原料にしているのは全て、会社周辺の“奥阿賀”で育てた酒米です。
酒造会社と地域が一体となって高品質な酒米を作ろうと、農家と一緒に「酒米研究会」を1995年に立ち上げ栽培技術を高めてきました。

【麒麟山酒造アグリ事業部 伊藤賢一部長】
「農家から理解がなかなか得られない中で…。みんな素人だったでしょ。だから稲づくりがわからない中で農家に教わってここまできたわけ」
以来、20年以上の歳月をかけて、奥阿賀産米100%で酒造りをする体制を整えてきましたが、農家の高齢化が進み、これからの担い手不足が懸念されています。

こうした課題を若い人の力で解決しようとつくられたのが、『麒麟山米づくり大学』です。