「淀ちゃん」調査に比べ、今回は好条件ではないか

――その後、クジラ専用の解剖刀などを使って解体すると。
(国立科学博物館 田島木綿子研究主幹)大包丁は、捕鯨時代から使われてるもので、やはり日本の職人技の凄さではあるんですけれども、鯨を解体するため専用に開発された包丁で、小包丁と二つを使って大きい鯨を解剖します。
――去年の「淀ちゃん」の調査に比べて、今回は好条件なんじゃないかとおっしゃっていますが。
今回は平たい場所でできますので我々の足場が良いです。前回は我々もバージ船に乗ってやりましたので、非常に手狭なスペースで、重機も入れませんでした。そういう意味では、今回場所が広いというのがすごくありがたい。
――かなりきついニオイがするそうですね。
多分皆さん、相当きついんじゃないでしょうか。私たちはもう慣れてしまっています。