MGCでの注目の走り

赤﨑選手が、勝負強さを見せたのは去年10月のMGC(=マラソングランドチャンピオンシップ)。

“上位2人”がパリオリンピック代表となるレースで、赤﨑選手は40km過ぎに2位集団の中からスパート。東京オリンピック6位入賞の大迫傑(おおさこ すぐる)選手を振り切り、2位で代表内定を勝ち取りました。

赤﨑選手「(40キロ過ぎは)後ろというより前の選手に早く追いつこうという気持ちで、後ろは気にせずに前だけを見て走りました」

県関係の選手ではマラソンの父 金栗四三以来、100年ぶりの代表に。100年という数字には赤﨑選手本人もピンとは来てない様子でした。

赤﨑選手「最初聞いた時はちょっと分からなかったですけど、100年と聞いてパッとは出てこなかったけど、本当にすごく光栄なことだとは思っています」

去年、里帰りした赤﨑選手は玉名市にある金栗四三の石碑の前で活躍を誓いました。

そんな赤﨑選手は地元の小中学生の陸上教室にも参加。子どもたちにとって当然、大きな存在です。

小学生「サインを部屋に飾ってこの思い出を忘れないようにしたい」

赤﨑選手「このままずっと陸上が楽しいという思いでこれからも走ってほしいなと思いました」

日本のトップ選手となった赤﨑選手ですが、本格的に陸上競技を始めたのは高校からでした。