不支持82%の調査も 自民党内では総理の信頼が落ちている?

藤森祥平キャスター:
まず、週末に行われた最新の世論調査を見てみます。

岸田内閣 世論調査
▼毎日新聞
・支持 14% (前回比 -7ポイント)
・不支持 82% (前回比 +10ポイント)
※毎日新聞 2月19日

▼産経新聞
・支持 22.4% (前回比 -5.2ポイント)
・不支持 72.5% (前回比 +6.1ポイント)
※産経ニュース 2月19日

岸田内閣の支持率について、毎日新聞は14%(前回比 -7ポイント)、産経新聞は22.4%(前回比 -5.2ポイント)で、ともに前回から下がっています。

一方で不支持について、毎日新聞は82%(前回比 +10ポイント)、産経新聞は72.5%(前回比 +6.1ポイント)と、ともに上がっているんです。

小川彩佳キャスター:
毎日新聞の支持14%、不支持82%というのは、単純に日本の人口に換算すると1億人以上が支持していないということになってしまうんですよね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
自民党では動揺が走ってます。もちろん裏金問題が大きいんですけども、やはり岸田さんが防衛増税があるのを減税でごまかしているのではないかなどがあり、岸田さんに対する信頼感が落ちてるんですね。

なので、岸田さんがメッセージを発しても、それが国民の胸に届かないという点では非常に深刻な事態になってると思います。

藤森キャスター:
さらに毎日新聞の世論調査では「問題のあった自民党議員を国税当局が調査すべきか」という問いに、「調査すべき93%」、「調査の必要なし3%」などという結果になったそうです。(毎日新聞 2月19日)

やはり税金のことが頭にあるわけですね。

小川キャスター:
これは国民の怒りの表れですね。

パトリック・ハーランさん:
当たり前の結果だと思いますよ。税金のことも頭にありますけど、基本的にこの民主主義の根幹に触れるような大問題になり、生ぬるい対応しか見せてないんです。

ニクソン(元大統領)の「ウォーターゲート事件」の時代からの少し有名なキャッチコピーのようなものがあるんですが、「犯罪行為よりも隠ぺいに国民が怒る」と。

今回は隠ぺいまで言わなくても、その真相解明や再発防止、増してや制度改革に本腰入れてないんじゃないですかと。犯罪やミスは過失だったかもしれないけど、しっかり反省して改心しないと、そのあとの処理はやはり許されないんですよ。