三菱商事が洋上風力から撤退、『切り札』脱落で再エネ戦略に暗雲【播摩卓士の経済コラム】

三菱商事を中心とする企業連合が、秋田県や千葉県沖の3海域で進めていた洋上風力発電事業から撤退すると発表しました。このところの建設コストの増大で採算が見込めなくなったためです。日本にとって洋上風力発電は、脱炭素社会に向けた再生可能エネルギー拡大の、いわば『切り札』だっただけに、今回の撤退表明で、今後の日本のエネルギー戦略には暗雲が漂っています。27日に記者会見を行った三菱商事の中西社長は、資材価格の…
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新米の収穫にむけて稲の生育は「おおむね順調に推移」しているとの見通しです。農林水産省は今月15日までの気象データなどをもとに単位面積当たりのコメの収穫量の見込みを示しました。都道府県別では、去年と比べて▼静岡が「上回る」、▼山形など12府県で「やや上回る」と見込みました。一方、▼宮城や秋田など4県は「やや下回る」、▼新潟や北海道などは「前年並み」と見込んでいます。猛暑や水不足の影響は、いまのところ限…
南アルプスの易老岳(いろうだけ)で29日午後、下山中の70歳男性が転倒し、足首の骨を折る大けがをしました。南アルプスの易老岳で29日午後0時半ごろ、新潟県柏崎市の70歳の男性が下山中に登山道で転倒し、行動不能になりました。同行者からの救助要請を受け、警察と消防の救助隊員が男性を背負って下山しました。男性は右足首を骨折する大けがだということです。男性は28日、2人パーティーで光岳(てかりだけ)に入山していまし…
政府が、原発立地地域の振興に関する特措法の対象地域を、原子力発電所から30km圏内の“全ての市町村”に拡大する方向で検討していることが分かりました。『原子力発電施設等立地地域の振興に関する特別措置法』は立地地域の防災に配慮しつつ地域振興を図ることなどを目的に、国がさまざまな支援を行うものです。新潟県内では現在、立地地域である柏崎市・刈羽村と、それに隣接する長岡市・上越市・出雲崎町が対象です。政府はこ…
『コメまずい』発言で市議会から辞職を求められていた新潟県上越市の中川幹太市長は28日、「辞職はしない」と示すとともに、10月に行われる市長選で再選を目指すと改めて表明しました。7月に上越市議会が市長に対して辞職を申し入れていましたが、中川幹太市長の“続投宣言″は、上越市議会の全員協議会で示されました。「かじ取りが難しいことも十分承知はしておりますけど、私としては残された任期において市長としての職責を…
暑さにも負けず、環境にも優しい。そんなコメ作りを目指して 新潟県長岡市の米菓メーカーと新潟県農業大学校が連携して栽培したコメが収穫の時期を迎えました。今年の出来は?新潟市 西蒲区にある県農業大学校の学生が収穫したのは、暑さに強く収量が多いことで知られる「ゆきん子舞(こまい)」です。米菓メーカーの岩塚製菓と県農業大学校が連携し環境に配慮しながら、いかに多くのコメを収穫できるかという実証実験を行ってい…