ドライバーの3人に1人以上が65歳以上の高齢者という新潟県内。高齢ドライバーの事故を防ごうと9日、新潟市で安全運転の研修大会が開かれました。
手の俊敏性を測る装置に…

こちらは番号を順番に押して、その時間の速さで情報処理能力などを測るテストです。

【参加者は】「遅かったです。ちょっと迷いましたけど、この次だったら早いと思います」

秋葉区交通安全協会と市が、警察などと連携して開催した高齢ドライバー向けの安全運転研修大会。

運転免許を持つ平均年齢77.4歳の高齢者27人が参加しました。

先月末までに県内で起きた車による人身事故は1754件で、そのうち高齢ドライバーによる事故は536件でした。
【秋葉警察署 後藤雄一 交通課長】「高齢ドライバーの方に現在の自分の運転技術を見つめ直していただく、運動機能の低下を知っていただくいいきっかけに」

研修では実際に教習車を運転して行う技能チェックも。

「(教官)よく見て、よく見て、ゆっくり行かないと通れない」

参加者は普段とは違う車両に戸惑いながら運転しました。
【参加者 86歳】「速度出過ぎって言われて注意されたんですね。普段の自分の運転は反省する所がありますね」

【参加者 75歳】「細かいところがおろそかになっていて、確認とかね。やっぱり基本に立ち返ってまたね。どうしても年齢が上がっていますので」

警察は「過信することなく、自分の身体能力と運転技能を念頭に安全運転してほしい」と呼びかけています。
