自民党・安倍派の政治資金問題を受けて辞任した党幹部の後任人事があす行われ、新しい政調会長には渡海紀三朗元文部科学大臣が就任します。

自民党 渡海紀三朗元文科大臣
「(Q.打診を受けたのはいつ頃か)きのうの午後だったと思います。私でよければというふうにお答えをさせていただいた。リクルート(事件)の時のような、国民の皆さんの、非常に信頼が今、落ちていることに危機感を持っている」

渡海氏は1988年にリクルート事件が起きた際、政治改革を強く訴えたことで知られていて、今回の派閥の政治資金問題についても「何らかの組織体を立ち上げて、党内で議論を始めることも必要ではないか」と語りました。

また、新しい国対委員長には無派閥の浜田前防衛大臣が起用される方針です。

立憲民主党 泉健太代表
「自民党に政治改革を訴える資格はない。自民党に政治資金規正法の改正を訴える資格はない」

一方、立憲民主党の泉代表は「自民党の新しい政調会長が政治改革について抜け道が残る案を出してくるならば、結局、派閥の影響を色濃く受けた政策しか出してこないのではないか」と指摘しました。