日本銀行の植田総裁がきょうの講演で大規模緩和を継続する姿勢を改めて強調したことなどを受け、外国為替市場で円相場は1ドル=148円80銭まで円安が進みました。
日銀は先週行われた金融政策決定会合で、マイナス金利と長短金利操作を柱とする大規模金融緩和の継続を決めました。
日銀 植田総裁
「金融緩和を粘り強く続けていく必要があるというのが、金融政策上の基本的な考え方です」
きょう、大阪市で行われた講演で、植田総裁は企業の賃金や価格設定行動の一部に「従来よりも積極的な動きがみられ始めている」としながらも、2%の物価安定目標の達成をめぐっては「不確実性はきわめて大きい」として、大規模緩和を継続する姿勢を改めて強調しました。
また、マイナス金利の解除など政策修正を判断する条件については、重要なデータの一つに賃金上昇率の動きがあると指摘したうえで、時期については「前もって特定できない」と具体的な言及は避けました。
植田総裁の発言やアメリカの長期金利上昇を受け、きょうの外国為替市場で円相場は一時、1ドル=148円80銭まで円安が進行。市場では、大規模緩和を続ける日本と金融引き締めが長引くとの観測が広がるアメリカの金利差がさらに拡大するとの見方から、運用でより高い利回りを見込めるドルを買って、円を売る動きが強まりました。
政府・日銀が去年、円買い・ドル売りの介入した際の145円90銭よりも大幅に円安が進んでいて、為替介入への警戒感が高まっています。
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