(ブルームバーグ):トランプ米政権は15日、国内の石炭火力発電所を稼働させ続けるとの方針を示した。電力需要の急増に対応し、国内の産業基盤の復活を促すために不可欠な措置だとしている。
トランプ大統領が新たに再編した全米石炭評議会(NCC)の初会合で、バーガム内務長官は「100%稼働」が目標だとし、「それがわれわれの運用基準だ」と述べた。
トランプ氏は政権2期目で石炭の復権を図っており、一部の発電所に燃料として石炭を使用し続けることを義務付けるなどの措置を打ち出している。
マクロスキー・バイ・オピスでデータ分析ディレクターを務めるアンディ・ブルーメンフェルド氏によると、既存の石炭火力設備を重視する戦略は短期的には有効だが、「長期的には、老朽化した石炭設備という制約に直面する」という。
多くのプラントは現時点で発電しているものの、老朽化が進んでおり、当面の稼働継続を期待するなら大規模な保守が必要になる。一方で、その間に電力会社は、今後数年でより広く利用可能になる見込みのガス火力や原子力の設備に切り替えることが可能だ。
原題:Trump Officials Vow to Keep All US Coal Plants Running (1)
--取材協力:Ari Natter.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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