中古車販売大手の「ビッグモーター」が保険金を不正に水増し請求していた問題で、取引のある銀行団はビッグモーターが求めていた借入金の借り換えに応じない方針を伝えたことがわかりました。
中古車販売大手の「ビッグモーター」は10日、取り引きのある銀行団との会合で、今月半ばに期限を迎える借入金90億円の借り換えを要請していました。
関係者によりますと、銀行団は「ビッグモーター」に対し借り換えの要請に応じない方針を伝えたということです。
「ビッグモーター」をめぐっては、不正の発覚後、信販会社大手の「ジャックス」が自動車ローンの新たな受付を停止するなど、“ビッグモーター離れ”が進んでいて、中古車販売事業の先行きが懸念されています。
関係者によりますと、「ビッグモーター」は足元の資金繰りには困らないとみられますが、今後、中古車販売の不振が続くと、財務状況がさらに悪化する可能性があります。

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