5日に北朝鮮がほぼ同時に4か所から短距離弾道ミサイルを発射したことに対抗し、韓国軍とアメリカ軍は黄海の上空で戦闘機20機による編隊飛行を行い、映像を公開しました。

韓国軍の合同参謀本部によりますと、韓国空軍のF-35A戦闘機など16機とアメリカ空軍のF-16戦闘機4機のあわせて20機が7日、黄海上空を編隊飛行しました。

合同参謀本部によりますと、北朝鮮は5日、ほぼ同時に4か所から8発の短距離弾道ミサイルを発射。この翌日、米韓両軍は地対地ミサイル8発を発射していますが、これに続き、北朝鮮を強くけん制した形で「北朝鮮のいかなる挑発にも迅速かつ正確に打撃できる強力な能力と意志を示した」と強調しています。

北朝鮮をめぐっては、7回目の核実験を近日中に強行する可能性があるとアメリカ政府が懸念を示してしていて、朝鮮半島をめぐる緊張が高まっています。

また、航空自衛隊の戦闘機とアメリカ軍の戦闘機も7日、日本海上空で戦術訓練を行っています。