厳しい学歴社会で知られる中国で全国統一の大学入試「高考」が徹底したコロナ対策のもと始まりました。

記者
「今年は新型コロナ対策でこの柵の向こうには受験生しか入れないそうです」

今年、全国で1193万人が受験するという「高考」。去年より115万人増えています。

新型コロナ対策で、会場に入る際には48時間以内の陰性証明が必要なほか、封鎖地区に住む受験生には専用の会場が準備されているということです。

受験生
「普段の力を発揮したい。みんなで頑張りましょう」

そして会場には、なぜか赤いチャイナドレスの母親たちの姿が。

保護者
「(なぜ紅いチャイナドレスを?)幸先のいいスタートを切って勝利してほしいからです」

中国で勝負の際に幸運をもたらすとされる赤いチャイナドレスを来て、我が子の受験の成功を祈っていたのです。

「人生を決める」ともいわれる「高考」。北京では最長で10日まで続きます。