連日の高値が続いた日経平均株価はきょうも、一時バブル崩壊後の最高値を更新しました。しかし、その後、急速に値下がりし467円の値下がりで午前の取引を終えています。

きょうの東京株式市場はこのところ指摘されてきた「過熱感」の反動が表れた取引となりました。

日経平均株価はきのうの終値より一時200円以上値上がりし、3万2700円台をつけるなど朝方はバブル崩壊後の33年ぶりの最高値を更新しました。

しかし、その後、急速に売り注文が集まり、一転して500円以上値下がりする場面も。

午前の終値はきのうより467円の値下がりで取引を終えています。

市場ではこのところの急ピッチの値上がりを警戒する声も多く、ひとまずの利益確定の動きが出た形ですが、市場関係者は「まだ過熱感は残っていて、方向性が定まらない取引が続く可能性がある」としています。