国際物流を支える2つの国際機関、WCO=世界税関機構とUPU=万国郵便連合による国際会議がきょうから始まりました。岸田総理は「国際物流を支える皆さんが果たすべき役割はますます大きくなっている」とビデオメッセージで激励しました。
岸田総理
「新型コロナによる危機を乗り越えた先の、さらなる世界経済の発展のためには、適正かつ円滑な物流を確保し、安全・安心な国際社会を実現することが不可欠です。こうしたときだからこそ、国際物流を支える皆さんが果たすべき役割はますます大きくなっていると考えています」
国際物流を支える2つの国際機関、WCO=世界税関機構とUPU=万国郵便連合のトップはともに日本人です。WCOは各国の税関手続きの簡素化を推進する国際機関で、財務省出身の御厨邦雄氏が事務総局長を務めています。一方、UPUは国際郵便のルールを決める国連の関係機関で、日本郵便出身の目時政彦氏が事務局長を務めています。
EC=電子商取引の広がりなど、デジタル化の進展で国を越えて多様なものが行き来する時代。税関と郵便の連携がますます重要となる中、きょうから3日間、課題となっている業務の効率化などについて意見が交わされる予定です。

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