トラック大手の日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合で基本合意したと発表しました。
トヨタ自動車 佐藤恒治社長
「まずは三菱ふそうと日野の統合により、世界で戦える事業基盤を整えていく」
トヨタ自動車の子会社の日野自動車とドイツのダイムラートラックの子会社の三菱ふそうトラック・バスが、経営統合で基本合意したと発表しました。
新会社を設立し、日野と三菱ふそうが傘下に入り、新会社の株式をトヨタとダイムラートラックが同じ割合で保有。水素や電動化、自動運転の技術開発などで協業するということです。
今回、経営統合する日野自動車をめぐっては、エンジンの排出ガスや燃費性能の試験データを改ざんした不正が発覚し、今年3月期の連結決算は1176億円の最終赤字となっていて、脱炭素化へ向けた開発コストなどをどう捻出するかが課題となっていました。
4社は新会社の名称や協業の範囲や内容などを今後協議し、来年末までの経営統合を目指します。

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