8営業日連続で値上がりしていた日経平均株価は、きょうもバブル期以来の最高値を更新しましたが、午後に入り一転して、値下がりで取引を終えました。

きょうの東京株式市場は、取引開始直後から買い注文が集まり、一時、3万1352円まで値上がりして、33年ぶりの高値を3営業日連続で更新しました。

海外投資家からの日本株への注目度は高く、5大商社株がいずれも年初来高値を更新するなど、好調な企業業績を背景とした買い注文が集まりました。

しかし、午後に入り、経済産業省の半導体に関する規制のニュースが伝わると、一転して売り注文があつまり、129円の値下がりで、きょうの取引を終えました。

市場関係者は「このところ日本株の上昇があまりにも早すぎたことから、いったんの利益を確定させるために売り注文が集まった」としています。