(ブルームバーグ):米複合企業バークシャー・ハサウェイは、グレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)が年額2500万ドル(約39億円)の現金給与を受け取ると、6日の当局提出書類で明らかにした。CEO職を数十年にわたり務めた前任者のウォーレン・バフェット氏が受け取っていた年10万ドルを大きく上回る水準となる。
時価総額1兆ドル規模の複合企業バークシャーの年次株主総会が昨年5月に開かれた際、バフェット氏(95)は1月からCEO職をアベル氏に引き継ぐことを明らかにしていた。バフェット氏は引き続き会長職にとどまる。同社は保険会社、公益事業、鉄道事業を展開し、9月30日時点で2830億ドル相当の株式ポートフォリオを保有している。

アベル氏はまた、同社が保有する3820億ドルの手元現金の運用も担う。
提出書類によると、アベル氏の新たな給与水準は、2024年に受け取っていた2100万ドルから19%の増加となる。その他の報酬を含めると、同氏の報酬総額はわずかにこれを上回っていた。
一方、バフェット氏の給与は企業CEOとしては異例に低かったが、バークシャー株の保有により、世界有数の富豪となっている。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、同氏の純資産はおよそ1500億ドルに上る。
アベル氏の報酬はバフェット氏を上回るものの、近年テクノロジー業界の経営幹部に見られる巨額の成果連動型報酬と比べると、なお大きく見劣りする水準にとどまる。昨年には、電気自動車(EV)メーカー、テスラの株主がイーロン・マスク氏に対する総額1兆ドルの報酬パッケージを承認した。この契約は10年にわたり、全額を得るには一定の業績目標を達成する必要がある。
バフェット氏が後継者として指名したアベル氏は、1999年にバークシャーがエネルギー会社ミッドアメリカンの経営権を取得した際に同社に加わった。2008年には、後にバークシャー・ハサウェイ・エナジーとなる事業のCEOに就任し、18年には保険事業を除く全事業を統括する副会長に昇格した。
原題:Berkshire’s Abel to Get 19% Salary Bump in First Year as CEO (1)(抜粋)
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