エレベーター大手「フジテック」の会長職を解任された内山高一氏は、6月の株主総会で取締役8人の選任を求める株主提案を行ったと発表しました。
内山氏は「フジテック」の創業家出身で、社長と会長を歴任しましたが、フジテック株のおよそ17%を保有する香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」と対立し、ことし3月に会長職を解任されました。
内山氏は25日の会見で、「現在のフジテックはオアシスの言いなりになっている」と強調、6月の株主総会で、日興コーディアル証券の木村一義元会長など8人を社外取締役に選任するよう求める株主提案を行いました。
内山氏や創業家の資産管理会社はフジテック株のおよそ10%を保有していて、株主総会では大株主と創業家との間で委任状争奪戦に発展する可能性が高まっています。

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