トヨタ自動車が導入する新しい人事制度。従業員の子どもが18歳までは、時短勤務を選択することが可能になります。
30代
「(子どもが)大きくなって部活、塾とか出てくるので働き方を変えていけるのはすごく良い取り組み」
日本を代表する企業の導入で今後広がりそうですが、課題とは?
トヨタが導入する新たな時短勤務の制度。これまでは、▼正社員なら子どもが小学4年生になるまで、▼パートタイムや期間従業員などの非正規社員は子どもが3歳まで時短勤務を認めてきましたが、その区別を無くし、子どもが18歳まで時短勤務が選べます。
50代
「結婚して子どもが産まれたら (仕事を)辞めないといけない雰囲気。でも今は育休、産休とか色々いただけて羨ましい。仕事はやりたかったが途中で辞めて諦めた」
トヨタは導入の理由について、ライフステージでキャリアをあきらめざるをえない人が多いことを挙げています。
厚労省によると、一般的に時短で6時間勤務になれば給料は75%になるケースが多いといいます。また、キャリアアップも課題です。
30代
「2時間弱くらいの時間短縮だが(給料が)かなり減っちゃうのは残念」
「業務の中で出来る出来ないを線引きしていかないといけないが、積める経験が積めないのは不安」
こうした中で、フルタイムでも育児しやすくした会社も。
人材サービスを手がけるこの会社。1日8時間の勤務を朝5時から夜10時までの間で自由に組み合わせられる制度を始めました。
ビースタイルHD人事担当 岩崎亜希さん
「朝少し早めに1時間だけ8時から9時まで勤務したり、夜は19時から20時だけ勤務したり選択肢が増えたかなって」
任される仕事や報酬制度もフルタイムの社員と同等で、年収は時短勤務を利用した時の1.4倍程度になる見込みです。
子育てと仕事の両立に向け、さまざまな働き方が可能になりそうです。

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