東京23区内の新築マンションの平均価格は昨年度、およそ9900万円と過去最高を更新。ファミリー向けの賃貸物件でも平均20万円を突破しました。もう都心には住めないという声も。
東京・西新宿にできたあさってから入居の賃貸マンション。
記者
「広いですね。こちらオフィスではなく、35階、最上階のお部屋なんですが、新宿の街並みが一望できます」
最上階の部屋はリビングだけで55畳。2LDK300平米で家賃は300万円超えです。170戸のうち、およそ半分で入居が決定。今後の価格についても不動産会社は強気です。
住友不動産 賃貸住宅事業 永山貴 所長
「神のみぞ知るところがある。少なくとも、堅調な状況は続く。(家賃が)下がることはない」
ここまでの高級物件でなくても、家賃はこの半年で急上昇。不動産情報サイトによりますと、東京23区の平均家賃は50平米から70平米で平均20万円を突破。70平米以上では平均36万円と過去最高となっています。その理由は…
アットホーム 磐前淳子 チーフアナリスト
「新築分譲マンションの価格が非常に高騰しているので、いま購入を見送って様子見するというファミリー層が賃貸物件に流れてきている」
昨年度、23区に建てられた新築マンションの1戸あたりの平均価格は9899万円と過去最高を更新。10年前と比べ1.9倍です。JR浜松町駅前の貿易センタービル跡地にできる施設などが価格を押し上げました。
分譲も賃貸も、高くなる一方の都心部。いったいどこに住めば良いのでしょうか。

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