外食需要が回復に伴って業務用ビールの販売が回復したことから、ビール大手が発表した3月の主力製品の販売数量は各社増加しました。

ビール大手が発表した3月の主力商品の販売数量は、去年と比べて▼アサヒの「スーパードライ」が2%、▼キリンの「一番搾り」が11%、▼サッポロの「黒ラベル」が19%、▼サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」が12%と、それぞれ増加しました。

外食需要が回復したことにより、飲食店向けの業務用ビールの販売が伸びたことが要因で、「発泡酒」や「第3のビール」を含むビール類全体の市場も、去年と比べて4%のプラスと推定されています。

ただ、業務用の販売が伸びたことの反動や物価高による節約志向などから、家庭向けの缶製品は販売の落ち込みが続いています。