(ブルームバーグ):オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが自社製品の価格引き上げを計画しており、最大顧客である台湾積体電路製造(TSMC)との対立につながる可能性がある。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーションが事情に詳しい複数の関係者の話を基に報じた。
報道によると、TSMCは既にASMLの値上げ計画に反発している。
ASMLとTSMCの広報担当者は、コメント取材に直ちには応じなかった。
ASMLは、先端半導体の製造に不可欠な極端紫外線(EUV)リソグラフィー装置を手掛けており、AI需要を背景に受注が急増している。
RBCキャピタル・マーケッツのスリニ・パジュリ氏らアナリストは13日付のリポートで、TSMCやサムスン電子、SKハイニックスなど主要顧客の業績が好調なことから、値上げに踏み切る環境は整っていると指摘した。
ASMLのロジャー・ダッセン最高財務責任者(CFO)は15日の決算説明会で、従来型の「low NA EUV」装置について価格見直しの可能性に言及した。
「low NA EUV装置の生産性は引き続き向上している。それが今後の値上げに向けた十分な余地を生み出している」とダッセン氏は述べた。
一方で、リードタイム(発注から納品までの時間)が長いため、「価格を見直しても、値上げの効果はすぐには表れない」と付け加えた。
原題:ASML Plans Prices Hikes for Chipmaking Tools, Says Information(抜粋)
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