こちらはきょうから導入される水のペットボトルです。6分の1のサイズまで「折りたため」るのが特徴で、リサイクルを促します。

サントリーがきょうから導入するのは、その名も「折りたためるペットボトル」。中央部分がつぶしやすく設計されていて、6分の1のサイズにまで小さくできます。

サントリーHD 包材部 齋藤義弘 課長
「チームのメンバーが子どもと図書館に行って折り紙の本をみたときに、“たたむ”という発想を得て、たためば小さくできるよねというようなところで開発を進めている」

参考にしたのは「折り紙工学」。

ボトルの上部に山折りにするための折り目をつけ、たたむ際の目印となる星のマークなどもつけました。

従来品ではつぶした後にまたふくらんでしまう問題を解決しました。

記者
「10本入れてもこんなにコンパクトなんです」

ごみの回収日まで家の中に置いていても、かさばりません。

1台のごみ収集車で積める量も増えるため、サントリーはCO2の排出量削減にもつながると期待しています。

サントリー食品インターナショナル 佐藤晃世 常務
「小さく畳むことで適切な分別の促進となり、もっとポジティブにペットボトルの分別の回収に取り組んでいただけるのではないか」

飲料メーカーでは、日本コカ・コーラが去年、「い・ろ・は・す」のボトルを平らにつぶせるようリニューアル。

キリンは紐を使わずに3枚までまとめることができる段ボールを導入するなど、処分のしやすさを売りにした商品が増えています。