アメリカで相次いで銀行が破綻したことを受け、きょうの東京株式市場は全面安の展開に。日本への影響は、どこまで広がるのでしょうか?
きょうの東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価は一時、700円以上下落。午後も買い戻しの動きが広がらず、610円安で取引を終えました。
きっかけとなったのが、アメリカのシリコンバレーバンクなどの相次ぐ破たんです。バイデン大統領はすべての預金者の保護を発表しましたが、市場の不安は払拭できていません。
日本への影響について、鈴木大臣は。
鈴木俊一金融担当大臣
「現時点では、今回の破綻が日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は低いと考えています」
大きな影響は与えないとの認識を示しました。
一方、買われたのは金。先物価格は一時、取引時間中の最高値を更新しました。
市場関係者は「金融システムへの不安が高まっているため、比較的安全な資産とされる金に買いが集まっている」と話しています。

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