中国の王毅外相は12月31日、韓国の趙顕外相と電話で会談し、「日本の一部の政治勢力が歴史を逆行させている」と主張しました。

中国外務省の発表によりますと、王毅外相は4日からの韓国の李在明大統領の訪中を「重視し、歓迎する」としたうえで、「訪問が両国の戦略的パートナーシップに新たな進展をもたらすと確信している」と強調しました。

そのうえで王毅外相は「2025年は抗日戦争勝利80年にあたる」と指摘。

「日本の一部の政治勢力が歴史を逆行させ、侵略や植民地支配の罪を覆そうとする動きがある」と主張。

「韓国側が歴史と人民に対する責任ある態度を堅持し、正しい立場を取り、国際的正義を守ると確信している」と訴えました。

また、「これには台湾問題における一つの中国の原則の厳守も含まれる」と念押ししました。

これに対し趙顕外相は「李在明大統領は対中協力を非常に重視し、戦略的パートナーシップの発展に確固として取り組んでいる」と応じたということです。

李在明大統領は4日から中国を国賓待遇で訪問する予定で、中国としてはこれを機に歴史問題や台湾をめぐる立場で韓国と足並みをそろえ、日本に対抗したい狙いがあるものとみられます。