シリコンバレーバンクなどが経営破綻し、株価が全面安となる一方で、比較的安全な資産とされる金の先物価格が最高値に迫っています。

大阪市場で取引されている金の先物価格は、取引の中心となる「24年2月もの」が、一時、1グラムあたり8124円をつけ、過去最高値に近づいています。

「金」は「比較的安全な資産」とされていて、ロシアのウクライナ侵攻で値上がりが始まった去年4月に1グラム8160円の最高値をつけていました。

市場関係者は「シリコンバレーバンクの破綻で、世界的な金融不安につながる可能性が懸念される中で、安全資産の金に買いが集まっている」としています。